秋月を一望 15世紀の人里隠れた神社
丘の上にひっそりと佇む宮地嶽神社の歴史は15世紀まで遡ります。戦国時代、秋月氏は古処山の頂上に本城を構え、領城の要所に24の出城を設けました。
江戸時代になり、城下に時刻を告げるための「時櫓(ときやぐら)」は一度移設されましたが、音が聞こえづらいとの理由から1815年に再度、この場所へと戻されました。
嘉麻市の鮭神社より贈られたギャンブルの木として知られている境内の木(バクチノキ)の樹皮は、成長につれ乾燥し地面へと滑り落ちる様を、ギャンブル依存に苦しむ人を呪いから祓う比喩として用いられています。
毎年7月17日には、福郎(袋)と記された場所の下に結ばれた絵馬を焼く祭事が催されます。
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