意外と知られていない秋月近郊が舞台となった作品をご紹介します
1.隠し砦の三悪人(1958) 戦国時代を舞台に敗国の侍大将が世継ぎの姫と軍用金を抱え、2人の百姓を従えて敵中突破する姿を描いた冒険活劇。迫力のある映像とアクションが中心の娯楽大作となった。大ヒットし、第9回ベルリン国際映画祭で監督賞と国際映画批評家連盟賞を受賞。
2.スター・ウォーズ(1977) スター・ウォーズ隠し砦の三悪人に触発されたジョージ・ルーカスが制作した世界的大ヒット作。
3.遺恨あり(2011) 明治維新の動乱の中、両親を殺害され、命を奪った仇への復讐を誓い、そして果たす臼井六郎の人生を描いた作品。 六郎は「仇打ち」を果たすも、明治政府が発布した仇討禁止令により犯罪者となり裁判で懲役刑を宣告を言い渡される。江戸時代なら武士の誉れと称えられたものが時代の変化により断罪されるという明治維新の渦に翻弄された事件として世間を大いに賑わせた。
4.風立ちぬ(2013) 実際の航空技術者で零戦の設計者としても有名な堀越二郎(1903–1982)をモデルに制作されたスタジオジブリ作品の「風立ちぬ」。朝倉市との直接的な関係はないものの、この映画公開を皮切りに旧日本陸軍九七式戦闘機、旧日本海軍零式艦上戦闘機をはじめ、大戦(太平洋戦争・大東亜戦争)中の資料約1,800点が展示されている太刀洗平和記念館への訪問者が急増した(太刀洗飛行場跡地)。また世界で唯一現存する「零式艦上戦闘機三二型」は、ここ太刀洗平和記念館でしか見ることができない。